実績のある運用チームが担当する新興国株ファンド

一方、5月のランキングでランクインした「ノムラ・エマージング・オープン」(野村アセット)は、2026年4月21日に新規設定されたばかりの新ファンドだ。「企業の競争力」「構造的な成長機会」「耐久力のある事業基盤」という3つの着眼点から、持続可能な競争優位性のある企業を特定して、集中度を高めて投資するファンドだ。新興国株の大型・中型株を主な投資対象としているが、新興国から収益を得ているグローバル企業も投資対象に含めている。

また、同ファンドを実質的に運用するのは、ノムラ・アセットマネジメント・インターナショナルという野村グループの海外運用拠点だ。同運用チームは2005年9月末から20年以上の新興国株の運用実績があり、そのパフォーマンスは2025年12月末時点で新興国株ファンドのカテゴリーの中で過去1年、過去3年で運用実績がトップ、過去5年で12位、過去10年で2位と非常に優れた成績を残している。

これまで新興国ファンドは、中国株ファンド、インド株ファンドなどが一時的に人気化することがあっても人気が長続きしたものはない。ただ、新興国株の投資で成功するコツは、長期に継続保有することによって新興国経済の成長を運用成績に取り入れることにある。「ノムラ・エマージング・オープン」が引き続き人気を保ち続けられるかどうか注目したい。

執筆/ライター・記者 徳永 浩