主要なインデックスファンドも沈み込む
実際に各ファンドの3月1カ月間の基準価額の騰落率を調べると、三菱UFJアセットマネジメントが設定する「オルカン」はマイナス6.85%、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」はマイナス5.68%だった。大和アセットマネジメントが設定する「iFreeNEXT FANG+インデックス」はマイナス5.91%。国内株の「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」はマイナス10.35%、「eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)」はマイナス12.66%だった。
そして、レバレッジ(てこの原理)を使った楽天投信投資顧問の「楽天日本株4.3倍ブル」は1カ月間に実にマイナス50.41%と半値以下になる急落となっている。今後も数カ月は国内株が大きく上昇することが難しいという見通しに立てば、「楽天日本株4.3倍ブル」が人気を保っているのは奇妙だ。割安が言われる国内株は比較的短期間に株価が戻ると期待しているということなのかもしれない。
一方、単純なインデックスファンドと異なり、ファンドマネジャーの裁量によってリスク回避や収益の改善に取り組んでいるアクティブファンドは、インベスコ・アセット・マネジメントの「世界のベスト」が3月は1カ月間でマイナス7.25%、朝日ライフアセットマネジメントの「WCM 世界成長株厳選ファンド」はマイナス10.94%だった。3月の動きではインデックスファンドを上回る下落率になっている。インデックスファンドと比較して「厳選」することによって投資銘柄を絞り込んでいることが変動率の大きさに表れたのだろう。今後、どのようにパフォーマンスが戻っていくのか注目される。
執筆/ライター・記者 徳永 浩
