ドル円の今後のシナリオとテクニカル分析
来週、最もドル円が上昇するのは、➀中東情勢の緊張が続き、➁「主な意見」より、利上げに対する日銀の慎重なスタンスが確認され、さらに、➂米国の雇用統計が予想を上回った場合です。反対に、中東情勢の緊張が和らぎ、日銀のタカ派スタンスが確認され、雇用統計が予想を下回れば、ドル円は自然に反落すると考えられます(スライド12)。
最後に先週も紹介した月足の一目均衡表を見ておきましょう。現在、図中に記した通り、「買いの三役」が点灯しています。ただ、基準線も上向きとなれば、さらなる強い上昇相場が連想されます。この基準線は直近26ヶ月間の高値と安値の平均ですから、ドル円が2024年7月高値の161円95銭を上抜けすると基準線が上向きとなります。当面、ドル円がこの161円95銭を上抜けするか、大いに注目です(スライド13)。
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著者情報
内田稔
うちだみのり
高千穂大学 教授/FDAlco 外国為替アナリスト
1993年慶應義塾大学法学部政治学科を卒業後、東京銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。マーケット業務を歴任し、2007年より外国為替のリサーチを担当。2011年4月からチーフアナリストとしてハウスビューの策定を統括。J-Money誌(旧ユーロマネー誌日本語版)の東京外国為替市場調査では、2013年より9年連続アナリスト個人ランキング部門第1位。2022年4月より高千穂大学に転じ、国際金融論や専門ゼミを担当。また、株式会社FDAlcoの為替アナリストとして為替市場の調査や分析といった実務を継続する傍らロイターコラム「外国為替フォーラム」、テレビ東京「ニュースモーニングサテライト」、News Picks等でも情報発信中。そのほか公益財団法人国際通貨研究所客員研究員、証券アナリストジャーナル編集委員会委員も兼任。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカルアナリスト協会認定アナリスト、国際公認投資アナリスト、日本金融学会会員、日本ファイナンス学会会員、経済学修士(京都産業大学)
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