「ゴールドプラス」は「利確」先行か?

一方、アモーヴァ・アセットマネジメントが設定する「Tracers S&P500ゴールドプラス」は1月末時点で過去1年のトータルリターンが101.28%、「Tracers NASDAQ100ゴールドプラス」は111.48%だった。1年間で資産価値が2倍以上になる大きな投資成果があるところ、1月末に投資先の片翼である「ゴールド」が急落した。1日で11.39%の価格下落(NY金先物ベース)となったことで、2025年の1年間で64%以上の上昇率となっていた金価格の高値警戒感が強まった。利益確定の売り(解約)が出やすくなったのだろうと考えられる。また、金価格の行方を見極めたいという考えから様子見で購入の注文も減少したのだろう。このため、株式とゴールドに同時に投資する「Tracers S&P500ゴールドプラス」、「Tracers NASDAQ100ゴールドプラス」は2月のトップ10から落ちている。

2月28日に始まった米国とイスラエルによるイランへの大規模な空爆が、今後の市場をどのように変えてしまうのか? 戦闘状態がどの程度継続するのか、湾岸地域がどの程度損壊し、平時に戻るまでにどの程度の期間が必要かによっても影響度合いは異なってくる。事態の推移を見守りたい。

価格変動リスクに備えるという観点では、変動率が大きな「ブル型」「ベア型」を避けて、より分散されたポートフォリオである三菱UFJアセットマネジメントの「オルカン」などに資金が向かいやすい局面といえる。実際の投資家行動はどうなるのか、来月のランキングを待ちたい。

執筆/ライター・記者 徳永 浩