投資信託を選ぶ際、各販売会社が自社のサイトで公開している「売れ筋ランキング」を確認する個人投資家は多い。そのランキングを定点観測して、トレンドを追う連載。今回は、マネックス証券のデータをもとに解説。
マネックス証券の投信売れ筋ランキングの2026年5月のトップ4は前月と変わらずにトップが「楽天日本株4.3倍ブル」、以下は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(愛称:オルカン)、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」、「SBI 日本株4.3ブル」の順だった。第5位には前月は第6位だった「日経225ノーロードオープン」が上がり、前月第5位だった「WCM 世界成長株厳選ファンド(予想分配金提示型)」は第6位に下がった。また、トップ10圏外から「ニッセイNASDAQ100インデックスファンド<購入・換金手数料なし>」が第7位にランクインし、「eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)」が第10位になった。
※マネックス証券サイト内「ランキング一覧」の「月間売れ筋」に基づき編集部作成。期間は2026年5月1日~5月31日。
https://fund.monex.co.jp/rankinglist#MonthlySales
国内株「日経225」への強気見通し
マネックス証券の売れ筋ランキングでは楽天投信投資顧問が設定する「楽天日本株4.3倍ブル」が2025年9月から9カ月連続でトップを維持したほか、アセットマネジメントOneが設定する「日経225ノーロードオープン」や、大和アセットマネジメントの「iFree 日経225インデックス」、三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)」がランクアップするなど、国内株ファンドへの注目度が高まっている。前月は第7位に、株価下落で利益が出る「楽天・日本株3.8倍ベアⅢ」(楽天投信投資顧問)がランクインしていたが、今月はトップ10圏外に落ちたことからも、国内株式については一段高を期待する投資家が多いと考えられる。
「日経平均株価」は5月に11.88%高となり、4月の16.10%高に続いて2カ月連続の2ケタ値上がり率になっている。これは、米国「S&P500」(5月5.15%高、4月10.42%高)や「NASDAQ100」(同10.50%高、15.64%高)よりも大きな上昇率となっている。同じ国内株でも「TOPIX(東証株価指数)」は5月に6.17%高、4月は6.56%高だったことから、国内株インデックスファンドの人気は「日経225」型に集中しているといえる。

