リスク分散を意識したファンドにも一定の支持

一方、1月にトップ10にランクインしたアモーヴァ・アセットマネジメントの「グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2回決算型)」は、テクノロジーに着目した成長株投資ファンドだが、「ロボティクス」に焦点を当てているため、組み入れ銘柄の上位に三菱電機、日立製作所、ダイフクなどの日本企業が入ってくるところがユニークだ。2026年1月末時点での国別比率では米国49.9%に次いで日本が27.8%と約3割を国内企業で占めている。リターンでは過去1年間で23.3%と際立って優れてはいないものの、米国の大型テクノロジー株が組み入れ上位を占める「全世界株式(オール・カントリー)」や「S&P500」などとは一線を画した運用ポートフォリオが支持されているのかもしれない。

また、ランキングはトップ10の下位に落ちたとはいえ野村アセットマネジメントが設定するバランス型ファンドの「のむラップ・ファンド」は3本がトップ10に入っている。安定的に収益を獲得していこうと考える投資家は一定層存在する。

2月以降に市場全般にもみ合い相場となっている。今後、株式市場の上昇力が一段と衰えてくるようになると、債券の利回りや株式の配当利回りが注目されたり、分散投資を徹底してファンドの値動きを抑制することを意識したファンドなどが人気化する可能性もある。1月に人気化した「ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)」や「WCM 世界成長株厳選ファンド」が人気を保ち続けられるのか、今後の動向に注目していきたい。

執筆/ライター・記者 徳永 浩