二人以上世帯の約3分の1が「3000万円以上」持っている

年収1200万円以上の二人以上世帯の金融資産保有額をランキングで見てみよう。

金融資産保有額(年収1200万円以上、二人以上世帯) 

金融資産保有額(年収1200万円以上、二人以上世帯) を表した図表
 
出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(※金融資産保有世帯、実数311)よりFinasee編集部作成
 

金融資産保有額ランキング(年収1200万円以上、二人以上世帯)

1位 3000万円以上    36.3%
2位    1000万~1500万円未満     14.5%
3位    2000万~3000万円未満     10.6%
4位    1500万~2000万円未満     8.4%
5位    500万~700万円未満    6.4% 

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(※金融資産保有世帯、実数311)よりFinasee編集部作成
 

金融資産保有額ランキング1位は「3000万円以上」で36.3%。最も金額の大きい選択肢を選んだ世帯が約3分の1もいたことになる。3位には「2000万~3000万円未満」(10.6%)がランクインした。

「老後2000万円問題」と話題になったことから、老後資産額の目安のようにイメージされることも多い金額だが、年収1200万円以上では既にその水準をクリアしている世帯が半数近くに上っている。なお平均は4459万円、中央値は1900万円だった。

●具体的にどのような金融資産をいくら持っているのか。後編「「年収1200万円以上世帯」は預貯金、株式、投資信託それぞれいくら持っているのか?【最新版】」 にて詳しく解説している。

<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(金融経済教育推進機構) 調査時期/令和6年6月21日~7月3日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから、両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査