9割超が金融資産を持っている
全国5000世帯を対象に金融資産や借入金、家計の状況などを聞いた調査「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(金融経済教育推進機構)から年収1200万円以上世帯の金融資産について見ていこう。
※家計の金融行動に関する世論調査2024年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)
金融資産保有率(年収1200万円以上、総世帯)
保有している 93.1%
保有していない 6.9%
調査結果を見ると金融資産を「保有している」と回答した世帯は93.1%。1200万円以上と高年収であることもあってか、ほとんどの家庭で金融資産を持っているとの答えだった。
一方で「保有していない」と回答した世帯は6.9%。調査では、「預貯金のうち運用資金や将来に備えたものと、投資用の有価証券(株式や投資信託など)」を金融資産と定義している。そのため生活費は対象外となる。収入は多くとも、生活費もかかっており収支はトントン。結果的に金融資産として備えができていないという世帯も含まれるのかもしれない。