有給休暇のスタンダードは?

調査結果をまとめると以下のとおりだ。

1. 最高付与日数の標準は20日
2. 最高付与日数に到達するまでの勤続年数は平均約5年
3. 年次有給休暇の取得率は全体で約8割に達している

これらの指標は、企業が従業員の休暇取得をどの程度促進しているかを測る一つのバロメーターといえるだろう。単に休暇制度を整備するだけでなく、実際に取得しやすい職場環境を整えることで、従業員の健康維持と企業の生産性向上を両立する仕組みが好回転すると理想的だろう。

調査概要 調査名:「令和6年労働時間、休日・休暇調査」 調査主体:厚生労働省 調査実施期間:2024年8月2日~9月12日 調査対象企業:380 社(資本金5億円以上かつ労働者1000人以上、介護事業所のみ運営主体が社会福祉法人である施設かつ同100 人以上)、うち回答企業数 231社(回収率60.8%)