毎月分配型の利用を希望する割合は?
65歳以上という年齢制限がある予定のプラチナNISAでは、毎月分配型の投資信託が対象商品に含まれる方向で検討が進められている。では、プラチナNISAではなく新NISAに導入された場合、どの程度の人が利用したいと考えているのだろうか。
同調査では『「毎月分配型」の投資信託が年齢にかかわらず新NISAの対象になったら』と質問している※。結果によると、「利用したい」と回答したのは全体の31.1%だった。
※続く質問はいずれも複数回答可

さらに、プラチナNISAに対するイメージについて聞いたところ、最も多かったのは「元本の取り崩しが不安」(33.0%)という、元本割れを心配する声だった。次いで、「長期投資に向かないと思う」(28.7%)という声も。分配金の原資に元本が含まれる可能性を懸念し、長期的な資産形成には不向きと感じている人も一定数いるようだ。
反対に、プラチナNISAにどのような機能が加われば魅力的と感じる人が増えるのか。同調査で尋ねた結果は次のとおりだ。

すでに保有している資産を有効活用したいという意識や、相続をスムーズに進めたいといった意識がうかがえる。制度への関心が限定的にとどまる一方で、「もし実現するなら、こうあってほしい」という具体的な要望は、確かに存在しているようだ。
●気になる「こども支援NISA」(仮称)については後編「議論が進む「こども支援NISA」 30代以降では関心が集まるものの…利用者が本当に新NISA制度に期待しているものは?」にて詳報している。
《調査概要》 調査名:「オカネコ 新NISA及びプラチナNISA・こどもNISAに関する意識調査」 調査主体:株式会社400F 調査期間:2025年4月18日~2025年4月20日 回答者:全国の「オカネコ」ユーザー370人 調査方法:WEBアンケート