「プラチナNISA」最も利用に前向きな世代は?
高齢者の資産運用を支える制度として、「プラチナNISA」の創設が金融庁で検討されている。運用益などから毎月、分配金を支払う「毎月分配型」の投資信託を対象に含める方向だ。
こうした中で、家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する株式会社400Fは、新NISAの施策に関するアンケート調査を実施。「金融庁がプラチナNISAの創設を検討していることをご存知ですか?」という質問に対して、「知っている」と答えた人は50.3%、「知らない」は49.7%。認知度はちょうど二分される結果となった。
さらに、プラチナNISAに関する利用意向についても質問。「『プラチナNISA』が創設されたら、(65歳以降に)利用したいと思いますか?」と尋ねたところ、結果は次のとおりだった。

「利用したい」と答えた人は、4割弱(38.9%)にとどまっている。調査対象者に限っていえば、制度の存在を知っていても具体的な活用を想定している人は、まだ多くはないようだ。
ただし興味深いのが、年代ごとに傾向が異なる点だ。調査結果によれば、年代が上がるにつれて利用に前向きな声が増加。60代以上では約半数にあたる48.5%が「利用したい」と回答しており、対象世代を中心に一定の期待が寄せられていることがうかがえる。