家問題は、自分自身のウェルビーイングの最大化で考えてみよう

家の話、シチュエーションは多様ですから「自分自身のウェルビーイング」とひもづけて考えることが大切です。

例えば「親が近くで暮らしていて、持ち家がある」なら賃貸暮らしで過ごして、いつかは親と同居とすれば住宅ローンを抱える必要はありませんし、ウェルビーイング的にも問題ないでしょう。ひとりっ子同士の夫婦では「親の持ち家が2軒相続される」ことになりますので、マネープランも違ってきます。

逆に「親と兄夫婦が同居しており、独身の私は家を確保したほうが安心が高まる」と考えるなら、男女問わずマイホームの検討をしたいということになります。

エリアの問題も大きく、「私は引退後は故郷に帰りたいが、妻は東京に居続けたいようだ」というようなケースはきちんとした話し合いが必要です。

地方移住は生活コストとしては首都圏より下がる可能性が高いですが、幸福感を持てないなら好ましくない人生選択となってしまいます。

独身であれば自分自身がどうありたいか、夫婦であればふたりはどう過ごしたいか、意見を整理してみるといいでしょう。

漠然としている未来はどうしても幸福度を下げる要素となってしまいます。先のこととばかり考えずに、賃貸か持ち家か、じっくり考えてみてはどうでしょうか。