「オルカンに月1万円ずつ積み立てておけばいい」

「普段シニアの方と接する機会があるのですが、“年金だけでは生きていけない”と愚痴をこぼしている様子を見て、不安を感じるようになりました。“このままでは、私も同じ末路をたどってしまう”、と」(うさみさん、以下同)。

そんな時、同郷の友人が開いてくれた飲み会に参加したとのこと。

「資産形成の話題になり、そのときに聞いたのが新NISAを始めるきっかけでした。友人いわく、“オルカンというものに月1万円ずつでも積み立てておけばいい”ということでしたが、当時の私にはよく分かりませんでした」

そこで、お金に関するYouTubeを見たり、SNSで株式投資専用のアカウントをつくったりして日常的に情報収集を始めたといううさみさん。思い立って即行動につなげたことがキーポイントとなったようです。

そのうち、詳しくは分からずともある程度の知識を得ることができたと言い、友人のアドバイスどおりつみたて投資枠で「オルカン」に月2万円、さらに同じeMAXIS Slimシリーズの米国株式(S&P500)に月1万円を積立設定したと言います。

・新NISA【つみたて投資枠】の運用商品&毎月積立額

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):2万円

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):1万円

そしてその後、驚くべき行動に出たうさみさん。「人工知能(AI)がアツい今、半導体の米国個別株に夏のボーナスを全額投じました」

●いきなりの米国株投資、それも夏のボーナスを全て投じたと衝撃の告白をするうさみさん。その後、どうなったのでしょうか。後編:『「投資は“握力選手権”」新NISA1年目、初心者の私がいきなり米国株に夏のボーナス全額を投じた理由と結果』 にて詳報します。