投資実績で「増益」が約半数にのぼる
続いて気になる投資実績についてだ。2024年の株式相場は年初から7月ごろまでは上昇基調だったが、8月には歴史的な下げ幅を記録。その後は回復し12月30日の取引では3万9894円54銭という、バブル期以来34年ぶりの年末終値となった。新NISAを始めたタイミングによって運用成績も変わってきそうだ。
調査によれば、運⽤を開始してから現状までの投資実績(増減益)について、成長投資枠では、「増益」と回答した人が47.1%、「減益」が14.6%。つみたて投資枠では「増益」が50.0%、「減益」が11.8%だった。
つみたて投資枠の場合、定期的な積立により購入単価が平均化される傾向にあるためか、投資実績が10%以上増減した人の割合は成長投資枠に比べて少ない。大きく損を出す可能性を低減できることから、投資タイミングがわからない人にとっては参考になるかもしれない。