今回参考にするのは株式会社oricon MEによる、現在、証券会社で投資商品を運⽤し、所定の条件※を満たす全国4978人(18歳〜84歳)を対象にした調査だ。

※投資商品の運用について、以下のすべての条件を満たす人
インターネット経由で⾏っている人、過去1年以内に年1回以上取引をした人、主に、国内株式、外国株式、投資信託、債券、先物・オプションのいずれかの投資商品を取引している人 ただし、運用商品数は問わない

まず、肝心の新NISAの運用状況から見ていこう。結果は成長投資枠を利用している人の合計は65.9%に、つみたて投資枠では45.4%になった※。

年代別では、利用しているとの回答が最も多いのは30代だった。成長投資枠(72.7%)、つみたて投資枠(69.6%)ともに7割近い利用者がいることが分かった。

その他の年代でも成長投資枠では80代を除くすべての年代で6割以上の人が利用していると回答、つみたて投資枠では40代までの6割以上が利用していると回答した。特に若年層から現役世代にかけて利用者が多い結果となった。

※【成⻑投資枠】の計65.9%=「最もよくネット取引をしている証券会社でNISA⼝座を開設し、運⽤している」の57.4%と、 「メインのネット証券以外の⾦融機関でNISA⼝座を開設し、運⽤している」の8.5%の合計。 【つみたて投資枠】の計45.4%=「最もよくネット取引をしている証券会社でNISA⼝座を開設し、運⽤している」の38.4%と、 「メインのネット証券以外の⾦融機関でNISA⼝座を開設し、運⽤している」の7.0%の合計。