NISA利用率は8割を超える
続いて金融サービス・制度の利用状況を見ていこう。調査によれば、NISAの利用比率は80.1%に達した。特に20代と30代の利用者が多くなっている。
NISAと並ぶ資産形成の支援制度といえばiDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)。20歳以上60歳未満※で国民年金の条件を満たす人なら原則加入できる。
しかし調査では利用比率が34.0%とNISAの半分以下で、特に20代は19.6%にとどまっている。掛金の全額が所得控除できるなど、NISAを上回る節税効果が魅力なので、今後の普及に期待したいところだ。
※第2号被保険者および任意加入被保険者の自営業者・専業主婦や海外居住者は65歳未満
一方、生命保険の利用比率は73.6%だった。20代は55.9%にとどまるが、30代と40代は80%前後まで上昇。子どもの誕生など、家族構成が変わるなどの要因も背景にありそうだ。
●後編【“年収の壁”認知度9割? ファミリー層注目のお金の話題を探る。 気になる「お金の使い道ランキング」も紹介】では、引き続き、調査を参考に今ファミリー層が注目している「お金」に関する情報をより詳しく解説していく。
調査概要 調査主体:株式会社OsidOri 調査名:夫婦のお金と2025年に向けたアンケート 調査対象:共有家計簿アプリ「OsidOri(オシドリ)」を利用している20代〜40代の男女296人 調査期間:2024年12月21日〜2024年12月31日