20代のみんなはどんな金融商品を選んでいる?

まずは「金融商品の選択基準」について「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会)※から20代の回答をランキングで見ていきましょう。単身者の結果からです。

※家計の金融行動に関する世論調査2023年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)

20代単身者の金融商品を選ぶ基準は、同率1位で「利回りが良いから」「将来の値上がりが期待できるから」がそれぞれ4人に1人の割合でした。やはり、「できれば増やしたい」という動機は納得の理由です。

一方で以下、「少額でも預け入れや引き出しが自由にできるから」「元本が保証されているから」がそれぞれ約1割ずつと、流動性や利便性、安全志向を重視する傾向にもうなずけます。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数308)

1位    利回りが良いから    23.1%
1位    将来の値上がりが期待できるから    23.1%
3位    少額でも預け入れや引き出しが自由にできるから    11.0%
4位    元本が保証されているから    10.1%
5位    その他    9.4%

二人以上世帯ではどうでしょうか。

金融商品を選ぶ基準1位は「将来の値上がりが期待できるから」、2位「利回りが良いから」がそれぞれ4人に1人ずつでした。単身者とあまり変わらない結果です。以下も「少額でも預け入れや引き出しが自由にできるから」「元本が保証されているから」と同様でした。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数108)

1位    将来の値上がりが期待できるから    25.9%
2位    利回りが良いから    23.1%
3位    少額でも預け入れや引き出しが自由にできるから    12.0%
4位    元本が保証されているから    10.2%
4位    その他    10.2%

では、値上がりや利回りについて実際はどうだったのでしょうか。

【関連記事】【20代】金融資産保有額ランキング! 「500万円以上」ある人はどのくらい? どんな商品をいくら持っている?