税金や“交流のない親族”も、トラブルの原因に! 

4位は、「税金に関する揉め事」(20票)でした。

多くの人にとって、相続税はなじみのないものでしょう。いざ相続に直面すると「書士さんのお世話にならざるを得なかったから」(40代・女性)という声のように、専門家に助力を求めねばならず、想定していた以上に費用がかかるケースもあるようです。

また「得すると思っていたが、かなり請求がきたので」(50代・男性)というように、想定外に税金がかかってしまったり、税理士など専門家への報酬を払わなければいけなくなったり。その支払いをめぐってもめるケースも出てくるかもしれません。

5位は、「連絡がとれない親族がいる」(19票)でした。

相続人であるほかの親族と連絡がとれないと、手続きが進みません。「正式に財産分与されるまでに時間を要する」(50代・男性)、「相続をするにしても放棄するにしても連絡がとれないと意志が確認できず手続きが進まないから」(50代・女性)という声がありました。

「相続でもめたい!」という人はいないはず。ですがここまで見てきたように、残念ながらトラブルにつながるケースが多いのが実情のようです。

相続はデリケートな話題のため、話しづらいもの。ですが家族や親族で、「遺言書は書いた?」「名義はどうなっている?」とコミュニケーションをとり、情報共有することがポイントといえそうです。

《調査概要》 相続時に揉めやすいことに関するアンケート ■調査期間2024年8月31日 ~ 2024年9月6日 ■調査対象事前調査で「不動産や財産などを相続したことがある」と回答した全国の男女 ■調査方法インターネット調査