ドラマの世界だけではなかった! 堂々の1位は…
相続経験者が「トラブルが起こりやすい」と感じたのは、どのようなことでしょうか。株式会社NEXERと株式会社ニーズ・プラスが調査を実施(対象345人)。結果は次のとおりとなりました。
圧倒的な差をつけて1位になったのは、「分配に関するトラブル」(153票)でした。
“誰に・何を・どれくらい”分けるかでもめるケースは、ドラマの世界でもよく見かけます。現実の世界でも相続財産の分配で、よくもめるようです……。2位(34票)と比べると、約5倍もの票数を集めていました。
回答者の声を見ると目立つのが“公平に分けるのが難しい”という指摘です。
例えば、「皆が納得する分配を見つけるのが難しい」(40代・男性)、「遺言書に記載されてはいても、各自が納得できなければ不公平感がつのりトラブルに発展しそう」(50代・男性)といった声が上がっていました。
確かに立場や価値観が違えば、“どうすれば平等か?”という基準は変わるもの。しかも財産の種類は多岐にわたり、土地や建物、貴金属などは、価値が変動するのも悩ましいところです。
実際に、「不動産が欲しいか、お金が欲しいかなどの違いや金額の相違で揉めやすい」(40代・男性)、「動産と不動産の分け方が平等に出来ない」(50代・女性)といった声もあり、やはり分配は一筋縄ではいかないようです。