FANG+とは米国IT大手銘柄 で構成する株価指数
「FANG(ファング)」とは、米国IT企業大手の「フェイスブック(Facebook(Meta Platforms))」「アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)」「ネットフリックス(Netflix)」「グーグル(Google(Alphabet))」の頭文字をつなげた造語のこと。
そして「FANG+指数」とは、これら4社に加え、世界中の人々の生活に大きな影響を与える米国企業の合計10銘柄(以下囲み参照)に均等投資したポートフォリオで構成される株価指数のことを指します。NYSE FANG+指数とも呼ばれます。
【FANG+指数の構成銘柄】(2024年7月時点)
フェイスブック(Facebook(Meta Platforms)):コミュニケーション・サービス
アマゾン・ドット・コム(Amazon.com):一般消費財・サービス
ネットフリックス(Netflix):コミュニケーション・サービス
グーグル(Google(Alphabet)):コミュニケーション・サービス
エヌビディア(NVIDIA):情報技術
ブロードコム(BROADCOM):情報技術
テスラ(TESLA):一般消費財・サービス
マイクロソフト(Microsoft):情報技術
アップル(Apple):情報技術
スノーフレイク(SNOWFLAKE):情報技術
FANG+指数には、FANGに加えアップルやマイクロソフトも組み入れられています。そのため米国大手IT5社の「GAFAM」、さらに言えばGAFAMにエヌビディア、テスラを加えた「マグニフィセント・セブン」にも投資できることになります。
ただし採用銘柄は3月、6月、9月、12月に見直されるので、将来的には変更される可能性があります。実際のところ、FANG+指数が開始された2017年当初は「アリババ(Alibaba)」や「バイドゥ(Baidu)」などの中国企業も採用されていました。
FANG+指数には基本的にはフェイスブック、アマゾン、アップル、ネットフリックス、グーグル、マイクロソフトの6銘柄が組み入れられており、残りの銘柄は米国証券取引所に上場している企業から「時価総額50億ドル以上」「上場後60日経過」「6カ月平均売買高5000万ドル以上」などの基準で選定されています。