レバレッジ型投資信託「レバナス」は 人気の米国IT企業に投資可能だが…

「レバナス」とは、投資信託のひとつです。米国・NASDAQ(ナスダック)市場の株価指数である「ナスダック100」(米ドルベース)に連動し、基準価額(投資信託の値段)が2倍になるように設計されたレバレッジ型投資信託のことを指します。レバレッジの「レバ」とナスダックの「ナス」を取り、「レバナス」と呼ばれています。

NASDAQは1971年に全米証券業協会により設立された電子証券取引所。マイクロソフトやアップルなどテクノロジー関連企業を中心に4000社以上が上場しており、世界最大の時価総額を誇るニューヨーク証券取引所に次ぐ規模にまで成長しました。

そして「ナスダック100」は、同市場に上場している銘柄のうち、金融セクターを除いた時価総額トップ100銘柄で構成される株価指数のことです。エヌビディアやアマゾン、アルファベット(グーグルの親会社)、テスラなどが名を連ねており、この1年(2023年7月末~24年7月末)で約20%上昇しました。

「レバレッジ」とは「てこの原理」のこと。金融の世界では、少ない資金で大きな投資効果を目指す手法を指します。FX(外国為替証拠金取引)や信用取引、先物取引、オプション取引などではこのレバレッジを活用して、取引額に比べて少ない額の証拠金で売買できます。