予想配当利回りが高い30銘柄に投資するファンド 

新NISAでは成長投資枠で高配当株を保有し、配当金を非課税で受け取りたいと考える投資家も増えています。高配当株に注目が集まることで、こういった銘柄にまとめて投資できる投資信託が気になる人も多いようです。

それぞれ個別株で購入すると資金がかさみますが、投資信託なら1本で複数の銘柄に投資できる点も有望視されています。成長投資枠・つみたて投資枠の両方で利用できる「日経平均高配当利回り株ファンド」は、その1つといえます。

同ファンドは、三菱UFJアセットマネジメントが運用する商品です。2018年11月9日の設定以来、着実に支持を集め、基準価額(1万口当たり)は1万9256円に達し、純資産総額は1407億円を超えました(2024年6月28日現在)。

主として国内の株式に投資する投資信託で、日経平均株価採用銘柄の中から、予想配当利回りの上位30銘柄を選定し、流動性を勘案して銘柄ごとの組入比率を決定します。直近の組入上位10業種と組入上位10銘柄は次のとおりです。

組入上位10業種
 

出所:月次レポート (2024年 06月28日現在)

■組入上位10銘柄
 

出所:月次レポート (2024年 06月28日現在)

リターン(年率)は過去3年で31.73%、1年で30.04%とパフォーマンスは好調です。6月・12月の各15日(休業日の場合は翌営業日)の年2回の決算時には分配を行い、第11期(2024年6月17日)は280円、第10期(2023年12月15日)は270円(1万口当たり、税引前)という実績でした。

販売会社は証券会社・銀行ともに多く、特に5大ネット証券(SBI証券、楽天証券、松井証券、auカブコム証券、マネックス証券)はすべてで取り扱っています※。

※2024年8月5日時点