【日経平均高配当利回り株ファンドに投資するメリット】1本で高配当株にまとめて投資できる

日経平均高配当利回り株ファンドは、1つの投資信託で高配当30銘柄に分散投資をすることができます。仮に全組入銘柄に個別に投資しようとすると相当の資金が必要ですが、日経平均高配当利回り株ファンドは投資信託ですので、比較的少ない資金で購入できることがメリットです。

毎年6月・12月の決算時に、リバランス(組入銘柄の入れ替えと組入比率の調整)も実施します。例えば、今年6月は日産自動車、小松製作所、マツダなどを新規に買い付け、アステラス製薬、JFEホールディングス、ソフトバンクは買い増ししています。

一方、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループ、商船三井などは全株を売却、シチズン時計を一部売却しました。運用の専門家がプロの目線でポートフォリオを最適化するので、投資家からすると手間がかからず、かつ安心といえるでしょう。

【日経平均高配当利回り株ファンドに投資するデメリット】分散効果は30銘柄まで

同ファンドは、高い配当利回りが予想される30銘柄に分散投資するのがコンセプトです。これは長所でもありますが、分散効果は30銘柄に限られます。また、組入業種・銘柄は運用会社が決めるので、投資家の希望は反映されません。投資信託全般に共通することですが、自分自身の裁量で株式投資をしたい人にとっては万能の商品ではないということです。