加藤遥さん(仮名)の趣味は海外旅行。コロナ禍の4年間は自粛してきましたが、「今年こそは」と準備を進め、ゴールデンウィークにグアムに出掛けました。グアム旅行はそれなりに楽しかったものの、ホテルでひどい目に遭ったと言います。

雰囲気のいいホテルを予約していたのに、現地に着いた途端、オーバーブッキングだから系列のホテルに泊まってほしいと言われやむなく指示に従ったら、そこがとんでもないホテルだったのです。

部屋にいたくないので朝から晩まで外出した結果、1ドル=160円のスーパー円安下で想定外の出費を重ねることになりました。さらに、帰国後クレジットカードの請求明細書を見たら、予約時の宿泊料が引き落とされて愕然としたそうです。

「よく分からないOTA(オンライン・トラベル・エージェント)を使ったのが間違いだった」と嘆く加藤さんに、ホテルやOTAとのトラブルについて詳しく聞きました。

〈加藤遥さんプロフィール〉

東京都在住
30歳
女性
アパレル会社事務
シングルでひとり暮らし
金融資産60万円(大半がNISA〈少額投資非課税口座〉)

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コロナ前は毎年のように海外に出掛けていた私。この4年間は自粛してきましたが、コロナも明けたし、今年のゴールデンウィークは絶対に海外で過ごそうと早くから準備を進めていました。

久しぶりの渡航先にはグアムを選びました。以前から一緒に海外旅行に出掛けていた同僚との2人旅です。航空会社のキャンペーンでリーズナブルな航空券が買えたので、海外のOTA(オンライン・トラベル・エージェント)でホテルを3泊押さえました。

そのサイトを利用するのは初めてだったので少し不安はありました。とはいえ、日本のサイトとは掲載件数が違いますし、同クラスのホテルの客室で比較しても宿泊料はかなりリーズナブル。「こっちの方が全然お得じゃん!」と思いました。