個人投資家の半導体関連銘柄への関心が上昇中

日米の株式市場が好況だ。日経平均株価は5月に3万円の大台を回復し、6月に入ってからも、バブル経済崩壊後の最高値を更新し続けている。この上昇相場のけん引役の1つが、半導体関連銘柄である。

「ChatGPT(チャットGPT)」の活用が全国の自治体にも広がる中、文章や画像を自然な形で生み出せる、生成AI(人工知能)に対する期待は日に日に高まっている。この技術を支えるのが、データ処理能力に優れた高性能半導体であり、米エヌビディア(NVIDIA)を筆頭に、世界の株式市場で関連銘柄の上昇が際立っている。

実際に筆者も半導体関連株に投資してみたいという個人投資家から質問を受ける機会が増えた。質問の中でも特に多いのが、「そもそもどういう企業があるのか」というものだ。

個別株投資の経験がある投資家なら、例えば、前述したエヌビディアなどの代表的な企業を手掛かりに、関連銘柄を調べたり、四季報で業績比較をしたりという行動に移せる。しかし、株式投資の経験がない投資家にとって、個別銘柄を「物色」しようと思っても、どこから始めたらよいのか分からないというのが本音だろう。

例えば半導体の場合、「半導体関連」と一口にいっても、画像処理、検査装置、メモリーなど、各社で強みを持つ分野は異なる。よほどこの分野に明るくない限り、企業概要をパッと見ただけでは何をやっている会社なのか、投資初心者が具体的なイメージを持つことは難しい。