半導体関連銘柄への投資=テーマ型投資信託の活用はあり!だが…

こうしたケースで活用したいのが、テーマ型投資信託だ。

テーマ型投資信託の利点の1つは、「投資先として関心はあるが、どのような企業があるか分からない」という、投資家のニーズに応えられる点にある。組入れ上位銘柄を通じて、その業種やテーマの特徴を把握したり、個別株投資へのステップアップを目指したりしてもよい。長期資産形成でテーマ型を活用するなら、最低限、組入れ上位銘柄に関心を持つことが重要だ。

しかしながら、金融庁は、テーマ型投資信託を長期的な資産形成には向かない商品であると断言している。過去に本連載※1で触れた通り、筆者は決してそうは思わない。テーマ型投資信託が、金融庁のいう「個人投資家にとってハードルが高い」商品になってしまうのは、多くの場合、販売サイドと投資家の双方が、短期間で収益をあげようとするあまり、“タイミング投資”になってしまうためだ。また、テーマについてきちんと理解しようとせず、産業構造が変化しているのに、特定のテーマを妄信し続けたり、無関心でいたりするのも失敗につながりやすい。

※1 過去記事『「悪者」にされてきたテーマ型ファンドの、真のメリットとは何なのか』ご参照。

いずれの場合も、商品に罪はなく、商品との向き合い方に問題がある。繰り返しになるが、投資家としても、最低限、組入れ上位銘柄にどのような企業が含まれるかは把握してほしい。