上場来高値後に下落トレンド 配当利回り4.9%
アステラス製薬の株価は大きく山なりのチャートを描いています。2021年以降に上昇が始まり、2023年5月には上場来高値となる2360.5円を付けました。その後は一転して下落トレンドとなり、足元はコロナショックが起きた5年前と同水準まで沈んでいます。株価の下落に伴い、配当利回りは4.95%まで上昇しました。
アステラス製薬は利益の減少傾向が続いています。株価の低迷は、先行きの懸念が反映されているのかもしれません。
【アステラス製薬の株価チャート(過去5年間)】
・株価:1493.5円(2025年3月19日終値)
とはいえ、アステラス製薬は市場評価性(PBR基準)の高さから「JPXプライム150指数」に採用されています。株価は調整していますが、純資産から見ればよく買われている銘柄と考えられます。
アステラス製薬はなぜ投資家から支持されているのでしょうか。事業の概要と業績から探ってみましょう。