年金の受給ができない…?
入社して3年が過ぎて60歳になった頃、契約が正社員から嘱託社員に変わり、年金が一部受給できるようなりました。しかしその時、年金と給与を足した金額が一定以上になると、年金が受給できなくなることが発覚します。
困った髙橋さんは年金事務所に相談することに。
「それなら、契約を業務委託契約に変更して、個人事業主になって独立すれば、年金が減額されずに済みますよ」
担当者の説明を聞き、ほっと胸をなでおろしました。
後日、早速会社と交渉します。ところが、「前例がないので難しい」と頭ごなしに断られてしまいました。髙橋さんはどうしたものかと頭を抱えましたが、「それなら自分が前例になればいい!」と前向きに考え、交渉を続けることに。
法律の変更で業務委託契約が推奨されていることなどを根気強く説明し続け、最終的には会社も納得して業務委託へ変更を認めてくれました。
業務委託契約になってからは、仕事内容はそのままで、働く時間・場所は自由になりました。今では会社通いからも解放され、ストレスなく働くことが叶っています。さらに、従来の仕事に加えて他の仕事も請け負えるので、いわゆるパラレルキャリアを実践できており、より充実した毎日を送っています。