ここに注目:「J-REITリサーチ・オープン(毎月決算型)」が3位にランクイン

「J-REITリサーチ・オープン(毎月決算型)」が3位にランクインしている。同ファンドは国内のリート(不動産投資信託)に投資し、安定したインカムゲインの確保と投資信託財産の中長期的な成長を目指す。3月のJ-REIT市場は下落した。上旬は日銀金融政策決定会合を待つ様子見の姿勢が強まっていたが、中旬になって米国銀行の経営破綻や欧州金融機関の信用不安が報じられ、世界的なリスク回避の流れがJ-REIT市場にも波及したためである。ただ、同ファンドの3月末時点における予想配当利回りは4.31%に上昇しており、インカムゲイン狙いのファンドとして魅力がある。4月以降も、三井住友信託銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■J-REITリサーチ・オープン(毎月決算型)
基準価額 5661円
信託報酬 1.1%(年率・税込)
純資産残高 4212.50億円

<騰落率>
1カ月  -2.53%
3カ月  -3.95%
6カ月  -6.23%
1年     -6.86%

※3月末時点

執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
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