・報告を拒んだら罰金50万円!? 知らないと損する“国に課された義務”

「バーゲン」と聞くと、つい財布のひもが緩みませんか? 語源となっている「bargain」には「安売り」などの意味があり、一般にバーゲンとは百貨店といった小売店が商品を安く販売する催し物を指します。いつもより安く買えるということで、バーゲンを心待ちにしている人もきっと多いでしょう。

10月19日は「バーゲンの日」です。しかし、なぜ10月にバーゲンの日が定められているのでしょうか。その由来を追ってみましょう。

明治の大売り出しが由来

バーゲンといえば年末をイメージする人も多いのではないでしょうか。お歳暮やクリスマスといったイベントが集中するため、百貨店などの小売店はこぞってバーゲンを打ち出します。事実、2000年以降の百貨店の月次販売額を調べると、最も販売額が大きくなったのは12月でした。

【百貨店の平均月次販売額(2000年~2021年)】

経済産業省「商業動態調査」より著者作成

拡大画像表示

なぜ10月19日が「バーゲンの日」なのでしょうか。由来は明治時代のバーゲンセールにあるといわれています。現在の「大丸」の前身「大丸呉服店」が、1895年10月19日に冬物の大売り出しを実施しました。諸説ありますが、これが日本で最初に行われた本格的なバーゲンといわれており、バーゲンの日の由来となっているのです。

ちなみに、大丸は1717年に京都で創業されました。2007年に「松坂屋」と統合し、持ち株会社の「J.フロントリテイリング」が発足します。コロナ禍では苦戦しましたが、2022年2月期に黒字を回復し、当期も増収増益を予想しています。

【J.フロントリテイリングの業績】

※「総額売上高」は収益認識基準変更前の売上高に相当
※2023年2月期(予想)は、第1四半期時点における同社の予想
出所:J.フロントリテイリング 決算短信