百貨店の販売額は1991年がピーク
百貨店はバブル期に大きく販売を伸ばし、1991年には12兆円以上の販売額がありました。しかし以降は右肩下がりに減少し、2021年は約4.9兆円とピークの半額以下となっています。
【百貨店の年次販売額(1981~2021年)】
しかし、今年は年末に向け百貨店が盛り上がるかもしれません。10月11日に入国制限が緩和されたため、今後は訪日外国人が増加するとみられています。
訪日外国人の数は、新型コロナウイルスの影響で急減していました。再び多くの外国人が来日すれば、百貨店の売り上げを押し上げる効果が期待されます。また足元で進む円安も、インバウンド消費を促すでしょう。それを先取りしてか、百貨店などの小売企業で構成される「業種別東証株価指数(小売業)」は6月以降上昇してきました。
【訪日外国人旅行者数】
・2019年:3188万人
・2020年:412万人
・2021年:25万人
出所:観光庁 訪日外国人旅行者数・出国日本人数
【「業種別東証株価指数(小売業)」の推移(2022年1月4日~10月7日)】