分散投資の効果を高めるアクティブファンド

例えば、品ぞろえを増やす手段の一つとして考えられるのが、アクティブファンドの拡充です。値動きをベンチマーク(市場平均値)に連動させるパッシブファンドと異なり、アクティブファンドはベンチマークを上回る運用成果を目指します。各運用会社が腕を競って個性・強みを発揮するアクティブファンドは、パッシブファンドと比べてはるかに多くの商品があります。

アクティブファンドに期待するのはもちろん、ベンチマークを上回る運用実績です。しかし、メリットはそれだけではありません。運用会社それぞれがユニークな運用をするからこそ得られる、「分散投資」の効果です。

分散投資とは、一つの資産の値動きが資産全体に及ぼす影響を小さくするため、値動きが異なる複数の商品を同時に運用する手法です。一つの商品しかない場合、その商品の値動き次第で資産全体が大きく増えたり、減ったりしてしまいます。DCなど長期的な資産形成では、分散投資をしていかにリスクを抑えられるかがカギになります。

その点で、アクティブファンドは分散投資の効果が得やすい商品と言えます。同じ日本株式であっても運用会社それぞれで銘柄の選び方が違うため、あるファンドが値上がりする一方、あるファンドは値下がりする、という状況があり得ます。こうした、値動きの傾向が異なるアクティブファンドを組み入れられれば、分散効果が高まるでしょう。

加入者こそがDC制度を発展させる

日本でDCが誕生し、これまで多くの企業で商品ラインナップが見直されてきました。とはいえ、皆さんのニーズに沿った商品が十分にあるとは言えないかも知れません。一方、企業担当者からは、「せっかく商品を見直したのに、加入者の反応は極めて薄い」と嘆く声も聞こえてきます。企業と皆さんの思いのミスマッチを解消するためにも、ぜひ職場でDCのことを話題にしてください。たくさんの声が企業に届くようになれば、より充実した商品ラインナップが増えていくことでしょう。

みなさまの「DC熱」が周囲の方々にどれだけ広がるかに、DC制度の発展はかかっています。