残高が300万円以上になれば、投資商品にも着目!

最後に、口座管理手数料だけではなく、投資する商品にも目を向けて欲しいと思います。なぜならiDeCoの残高が300万円以上になってくると、投資商品の手数料の影響が大きくなってくるからです。

投資する商品の運用管理費用(信託報酬)の差が0.1%だとすると、300万円×0.1%=3,000円違ってまいりますので、口座管理手数料の差額よりも大きくなる可能性があるのです。iDeCoを始めたときには良い商品だったかもしれませんが、時間が経過し、もっと良い商品が出てきているかもしれません。手数料だけではなく、他の金融機関で取り扱われている投資商品やサポートなど含め、総合的にチェックしてみるのはいかがでしょうか。

リンク:金融機関ざっくり比較

iDeCoは、NISAや企業型確定拠出年金と違い、口座管理手数料が掛かることに着目されることもありますが、税制優遇があることで働きながら資産形成するのには、かなり相性の良い制度と言えるかと思っています。

個人型確定拠出年金(iDeCo)だけではなく、企業型の確定拠出年金も、制度が改正されどんどん良くなってきています。うまく活用して資産形成のスピードを上げていきましょう。