相談者のプロフィールとお金データ
・年齢:49歳
・都道府県:埼玉
・家族構成:夫48歳、子1人(大学2年生)の3人で暮らす
・職業:製造業事務
【寄せられたお悩み】
「元々夫の会社には企業型確定拠出年金(以下、企業型DC)がありますが※1、子どもが大学に入学し、教育費のゴールも見え始め、老後資産形成を本気で考えたい!と、昨年から私もiDeCoを始めました※2。
ただ、ネット等で情報収集して学ぼうとしても、出てくる言葉も難しく、前に進んでいる手応えがありません……プロの意見を聞いて、すっきり解決させたいです」
※1 保険商品を運用
※2 投資信託を積立
【お悩みの論点】
①1年前にiDeCoを始めた。適当に選んだ投資信託、このままで良い?
②夫は会社でDCをしているが、保険商品を選んでいる。見直したほうが良い?
③資産運用についてネットで情報収集してみたが、用語が難しく時間がかかる
資産状況
内訳
預金:700万円
投資信託: 30万円(相談者のiDeCo口座で、日本国債インデックスと日経225インデックスを運用:選んだ理由は「ネットで調べたらインデックス型が良いと書いてあったので」とのこと)
他の金融資産:200万円(夫のDC)
お子さんが大学2年生になり、教育費のゴールは見え始めたということで自分の老後資金を考え始めたのですね。
1年前にiDeCoをスタートさせ、ご自身でも資産運用について勉強中とのことですが、順調とは言えないようですね。運用に関する用語が難しく、なかなか前に進まない上、自分が選んだ投資信託にも自信が持てないご様子。さっそく博美さんのお悩みに一つ一つ回答します。
「言葉の意味が分からない…」最初はそれでOK! 慣れが大切
資産運用に関する言葉は、普段使わない言葉ばかりで確かに難しいですよね。その言葉を調べても解説で使われている言葉がまた分からなかったり、そもそも運用の仕組みを知らないから説明自体理解できなかったり。
ただ、情報収集する段階で何度も同じ言葉に出会うと、その言葉にも慣れてきます。体系的にまとまっている書籍でじっくり向き合ってみるのもいいでしょう。慣れると「難しい」とうイメージも小さくなりますし、何より博美さんは、すでにiDeCoをスタートさせています。実践しながら学ぶことは多いので、博美さんもこれから少しずつ「あぁ以前読んだあのことはこういうことだったのか!」と、クリアになっていくはずですよ。急がず楽しむことを大切にすれば、いつの間にか知識は身についているでしょう。