65歳以上でも雇用保険に加入するメリットが!
さて、65歳で退職した後、小遣い稼ぎにパートやアルバイトで働くという方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、また雇用保険に加入できる可能性があります。31日以上雇用される見込みがあり、週20時間以上勤務する労働者は、加入が義務付けられているからです。
2020年4月以降は、65歳以上の労働者も給与天引きの形で雇用保険料を負担することになりました。しかし、保険料率は0.3%(2020年度の「一般の事業」の自己負担分)と低く、退職時に失業給付(高年齢求職者給付金)がもらえる、介護休業時に給付金が支給される、資格取得や外国語習得の際に教育訓練給付制度が利用できるなど、加入のメリットは少なくありません。
2021年4月からは70歳までの就業機会確保が企業の努力義務となるなど、「生涯現役社会」が現実味を帯びてきました。何歳まで働くにせよ、労働者であり続ける間は雇用保険とうまく付き合っていきたいものです。