<前編のあらすじ>

結婚を控え、軽い気持ちでマンションのモデルルーム巡りをしていた潮見大輝さん(仮名)と梨沙さん。2人は1億2000万円の新築物件に一目惚れします。さらに不動産会社から「50年ペアローン」の提案や、母親から資金援助の申し出があったことで、気持ちは一気に購入モードへ。

しかし、結婚後のマネープラン相談で訪れたファイナンシャル・プランナー(FP)の石倉さんから、思わぬリスクを指摘されます。

●前編:「これは運命だ」1.2億新築マンションに一目惚れ…“50年ペアローン”を検討する30歳カップルの「危ない金銭感覚」

1億2000万円新築マンションと運命の出合い

彼女の梨沙とは職場で一緒になり、仕事のパートナーとして相性抜群だったので、僕の方からコクって付き合うようになりました。交際3年目の今年の梨沙の誕生日、梨沙が好きなカルティエの指輪を贈ってプロポーズに成功し、10月に挙式の予定です。

「ついでに家も買っちゃう?」とマンションのモデルルームを見ていたら、2人してとあるマンションにドハマリして、もう買うしかないとなりました。

販売価格は1億2000万円。とはいえ、僕たちは共働きなのでペアローンが組めて多めに借り入れができるし、最近はローン期間も最長50年となり、ゆっくり返済していけるのだそうです。しかも、親に話したら「暗号資産(仮想通貨)が2000万円くらいあったはずだから、頭金代わりに使っていいよ」と想定外の支援の申し出があり、購入する方向で検討を進めていました。