<前編のあらすじ>
35年ローンで買った念願のマイホーム。息子・陸の友達・翔太くんによる数千円の小さな破損に目をつぶり続けていた美咲だったが、その我慢が最悪の結末を招く。
室内でのサッカーボール遊びにより22万円のテレビと15万円のスピーカーが破壊されたのだ。謝罪を求めた夫婦に対し、翔太くんの母親・由香からは「使い古した家電の弁償なんて言いがかり」「1円も払わない」と逆ギレされてしまう。
●前編:「警察でも呼べば?」新築自宅で息子の友人がまさかの“室内サッカー”…家電破壊トラブルにママ友が放った「信じられない暴論」
弁償の要求は拒否され、近所に噂話まで流される
「1円も払わない」と言い捨てて去っていった由香。それ以来、近所の保護者の間では「あそこの家は、子どもがやった事故で大金をむしり取ろうとしている」という不穏な噂が流れ始めた。
美咲は精神的に追い詰められ、夜も眠れなくなった。壊れたテレビを見るたびに胸が締め付けられる。優太も「角が立つから」と初期の被害をうやむやにし、美咲の違和感を無視し続けた自分の態度を猛烈に反省していた。
「俺が甘かった。美咲に苦しい思いをさせて……ごめん」
優太は腹をくくった。これまで壊されたアロマディフューザーやクッション、そして今回の家電の修理見積もりを合わせると、被害総額は38万円に達していた。優太は由香を再度呼び出し、対決することを決意した。
