<前編のあらすじ>
牧野亜矢さん(仮名)が家族と埼玉に引っ越してきた当時、隣には上品で素敵な80代の老婦人が暮らしていました。しかし彼女が亡くなったあと、お隣は「放置空き家」に。牧野さん一家は害虫や悪臭など被害に悩まされます。
その後、市役所の迅速な対応もあり隣家は売りに出されましたが、新たな住人が越してくる気配はありません。
●前編:「これって当たりだよね」引っ越し先で“隣人ガチャ成功”に喜ぶ家族に悲劇…隣家が悪臭漂うゴミ屋敷と化す「まさかの展開」
スーツケースを引く外国人グループの影
私たち家族が10年前に現在の家に引っ越してきた時、お隣の柴田家には80代の上品なおばあちゃまが1人で住んでいました。おばあちゃまとは親しくお付き合いさせていただき、長女の美央を自分の孫のようにかわいがってもらいました。
ところが、4年前におばあちゃまが亡くなると、お隣はいわゆる放置空き家になってしまいました。その結果、隣の我が家は約2年にわたってゴミの放棄による悪臭などに悩まされました。
放置空き家のことは町内会でも問題になり、その後、お隣の公道に面した外壁が壊れたのを機に会長が市役所に何とかしてほしいと訴えたところ、すぐに空き家対策法(空家等対策の推進に関する特別措置法)に基づいた対応がなされたようです。我が家にはおばあちゃまの遺族の方がおわびに見え、それから2~3カ月後、お隣の改修工事が始まりました。
しかし、改修工事が終わった後も、一向に新しい隣人が引っ越してくる気配がありません。そうこうするうちに、大きなスーツケースを引いた外国人の旅行客らしきグループがお隣の家に出入りするようになったのです。
