高宮玲子さん(仮名)は昨年暮れ、10歳年上のご主人を亡くしました。特に持病があったわけではなく、仕事先で倒れてそのまま息を引き取ったのだそうです。ご夫婦の間にお子さんはいませんでした。高宮さん以上にショックを受けたのが80代の義両親で、動揺が激しく、高宮さんはご主人の死を悼む間もなく葬儀の準備や死後の手続きを1人で進めざるを得なかったと言います。
ご主人は義両親が厳しい家計の中から学費を捻出して自分を第一志望の大学まで出してくれたことに恩義を感じていて、生前は義両親への心配りを欠かしませんでした。高宮さんもそれを重々承知しており、亡き夫に代わって義両親をケアしていかなければと思っていますが、一方で、今後は自分の親の面倒も見なければなりません。
友人から死後離婚の話を聞かされ、「あぁ、それで楽になれるんだ」と思った自分に最初は罪悪感を覚えたそうですが、一周忌が近づくにつれ、本気で死後離婚を考え始めたとか。高宮さんに、その微妙な心中をうかがいました。
〈高宮玲子さんプロフィール〉
千葉県在住
49歳
女性
会社員
自宅マンションに1人暮らし
金融資産1800万円
年上の夫との出会いは趣味のダイビング
昨年末に夫を亡くして、早いもので1年になります。
10歳年上の個人事業主の夫とは、趣味のダイビングを通じて知り合いました。30歳を過ぎてダイビングの魅力に目覚めた私が1人で潜りに出かけた先で偶然何度か顔を合わせ、一緒に食事をしたりするうちに交際が始まりました。外見に気を遣うタイプの夫は年齢より5歳以上は若く見え、初めて実年齢を聞いた時は「そんなに年上だったの?」と驚きました。
年の差があるのでいつかは私が一人で残されるのだろうなと薄々覚悟はしていましたが、まさか、こんなに早く逝ってしまうとは思いもしませんでした。
