年金をもらおうとしても、「働いていると受け取れない」「収入が高いと受け取れない」と言われてしまうことがあります。ただ、諸事情で受け取れないと思いこんでいても、実はもらえるという場合もあります。

もらえないと誤解して年金の手続きを忘れていると、本当に受け取れなくなることもあるので注意が必要です。

「これだけ収入があれば全然大丈夫」

67歳の俊司さんは、妻の里美さん(68歳)と暮らしています。俊司さんは約25年前から個人事業主で年収は3000万円ほど。過去には会社員として厚生年金に加入していた期間も合計で18年あります。

俊司さんは毎年安定して年2500万円~3000万円ほど収入があるため、年金がなくても生活できています。

「これだけ収入があれば年金がなくても全然大丈夫だ。そもそも、収入が高いと、年金は受け取れないらしいしな」

と、俊司さんは年金のことは気にしないまま過ごしてきました。

「もし今後70歳くらいで個人事業主を引退するとしても、年金はその時から受け取れればいいし、引退を先送りするなら、年金の受給開始はさらに先でいい。どっちにしろ、まだまだ考えなくていい」と思っていました。ところが……。