債券運用のリスクとリターンは?

一方で、購入前に知っておきたい留意点は次の通りだ。
・投資適格債(ムーディーズでBaa以上、S&PではBBB以上)や国債よりも相対的にリスクが高い
・アメリカの金利政策に影響を受ける(利上げで価格下落が起きる)
・景気悪化時に基準価額の変動が大きくなる可能性がある
・為替ヘッジをしないため、ドル円の為替変動が基準価額に直結する

続いてBコースのパフォーマンスを紹介する。 騰落率は以下の通りだ。

1年  19.14%
3年  40.56%
5年  77.01%
10年  164.03%    
(2026年6月末現在、分配金再投資後)

なお、毎月の分配金実績は直近(2020年7月~2026年7月)で20円(1万口当たり)である。

ここまでの情報を踏まえ、投資の向き・不向きは以下の要素を参考にすると良いだろう。

<向いている人>
・国債よりも高い利回りの債券投資をしたい人
・債券の利回りを追求しつつ分配金を受け取りたい人
・長期での資産形成を希望する人
・米ドルの動きを積極的にリターンに取り込みたい人

<向いていない人>
・為替の変動リスクを許容するのが難しい人
・国債や投資適格社債並みの低リスクを求める人
・短期でのリターンを求める人
・分配金を再投資したい人

今回は「フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド(毎月決算型)B(為替ヘッジなし)」の特徴をひも解いた。投資信託に万人にとっての正解はなく、その選定基準も人それぞれだ。本連載では今後も各商品を深掘りし、個人投資家が自分の大切な資産を託せる“推し”を見つけるヒントをお届けしていく。

執筆/フィナシー投資信託取材チーム

※記事内の数字は注記がない場合は2026年7月24日現在(出所:フィデリティ投信公式サイト、騰落率は資産運用業協会データ)