大メジャーファンドの意外に知らない注意点とは?
一方で、購入前に知っておきたい留意点は次の通りだ。
・「全世界」という名称の印象以上に米国株式の割合が多く、組み入れの6割を占める。そのため、基準価額は米国市場の影響を相応に受ける。
・現状は組み入れ比率の高い情報技術セクターの大型銘柄の値動きの影響を相応に受ける。
・資産構成は日本株式が5.1%および先進国株式(除く日本)が82.7%に対し、新興国株式12.2%(いずれも2026年6月30日現在※)で、実質的な資産の8割超は先進国株式が占めており、新興国の組み入れは1割強にとどまる。※比率は純資産総額に対する各マザーファンド受益証券の割合
・原則として為替ヘッジを行わないため、為替変動の影響を直接的に受ける。
続いて商品のパフォーマンスを紹介する。
騰落率は以下の通りだ。
・1年 38.24%
・3年 93.22%
・5年 145.94%
(2026年6月30日現在)
ここまでの情報を踏まえ、投資の向き・不向きは以下の要素を参考にすると良いだろう。
<向いている人>
・世界約50カ国・地域、約2400銘柄に分散して投資をしたい人
・「時価総額加重型指数」に連動するインデックスファンドに積極的に投資をしたいと思っている人
・低コストで資産形成をしたい人
・長期で世界経済の恩恵を受けたい人
<向いていない人>
・新興国も含めて全世界に均等に分散投資したい人
・時価総額の大きいエリアやセクター(現在は米国株式や情報技術セクター)の下落局面で、基準価額が変動することを受容するのが難しい人
・短期で利益を得たい人
・為替変動の影響を避けたい人
今回は「オルカン」の特徴をひも解いた。投資信託に万人にとっての正解はなく、その選定基準も人それぞれだ。本連載では今後も各商品を深掘りし、個人投資家が自分の大切な資産を託せる“推し”を見つけるヒントをお届けしていく。
執筆/フィナシー投資信託取材チーム
※記事内の数字は注記がない場合は7月10日現在(出所:三菱UFJアセットマネジメント公式サイト、騰落率は資産運用業協会データ)
