中東情勢とトランプ氏の支持率が為替に与える影響

ところでイランとの緊張がどの程度の間、持続するのかトランプ大統領の支持率がヒントになるかもしれません。実際、イランに対する攻撃に踏み切った2月末以降に支持率が上昇しています。こうした傾向が続く限り、中間選挙を控えてトランプ大統領のイランに対する強硬姿勢も長引くと考えられます。一方、支持率が低下に転じた場合、トランプ大統領も早期の幕引きを図る可能性があり、今後の支持率に注目です(スライド10)。

 

最近、マーケットではプライベートクレジット市場の不安定化が警戒されています。同様の性質を持っているドル建てハイイールド社債ETFの価格推移グラフをみると、2008年のリーマンショックや2020年のコロナ禍、2022年のロシアの対ウクライナ軍事侵攻などの局面に比べ、足元の下落は限定的です。もっとも、中東の地政学リスクの帰趨に応じ、今後一段と市場が不安定化する可能性もあり、引き続き要注意です(スライド11)。