「分散投資」再評価の兆し

「米国例外主義」の見直しや、AIに万能主義に懐疑的な見方が定着していけば、1月のランキングでは第3位に上がった「つみたて全世界株式」(設定は三菱UFJアセットマネジメント)が、米国依存ではない本来の分散投資商品としての価値で見直されることになるかもしれない。米国に集中的に投資されていた資金が、欧州や日本、新興国に分散されるようになると、その恩恵は「つみたて全世界株式」にも及ぶことになる。

このように「分散投資しているから良い」という考え方が一般化していくと、株式や債券、リート(不動産投信)など幅広い資産に分散投資するバランス型のファンドの再評価にもつながる。ゆうちょ銀行・郵便局の投信の売れ筋は、トップ10上位を株式インデックスファンドが占めることが当たり前になっているが、6位の「野村世界6資産分散投信(成長コース)」(設定は野村アセットマネジメント)、7位の「JP4資産バランスファンド 成長コース」(JP投信)などが、今後は順位を上げていくような変化も出てくるかもしれない。

執筆/ライター・記者 徳永 浩