愛人の夢に900万円…甘い決断の始まり

田村雄一さん(52歳・仮名)は、地方都市で飲食店チェーンを複数店舗経営する経営者です。創業から20年。郊外に自社オフィスを構える、地元では知られた存在でした。

その陰で家庭を支えてきたのが、妻の早苗さん(55歳・仮名)です。結婚前から雄一さんの独立を支え、子育てをしながら経理や雑務、スタッフ対応まで担い、会社の成長を支えてきました。

しかし雄一さんには、行きつけのラウンジがありました。スタッフの黒木美咲さん(39歳・仮名)と不倫関係にあったのです。シングルマザーの美咲さんは、昼はパート、夜はラウンジ勤務という生活を送り、出張と称して遠出する際には同伴することも度々ありました。

美容に興味があり、いつかエステサロンを開業したいと語る美咲さん。雄一さんは出資に加え融資も受け、総額900万円を投じて法人を設立。美咲さんを社長とするフランチャイズのエステサロンを開業しました。

経営者としての冷静な判断ではなく、感情が優先された決断だったと言えます。

●優秀な経営者だった田村さん。しかし、感情が判断を曇らせたことで、思わぬ事態を招きます。後編【愛人が自宅に送りつけた「嫌がらせの手紙」で不倫が発覚…50代経営者の離婚を泥沼化させた「意外な火種」】で詳しく紹介します。

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