年収 1,000万円で勤労者の報酬満足度は頭打ち?
年収が高ければ、報酬満足度は上がるのでしょうか。個人年収別で分析したところ、図表2のとおり、年収1,000万円付近までは、年収と満足度は比例して上昇していました。 しかしながら、「とても満足」「満足」の割合は年収1,000万円の層で頭打ちとなり、それ以上では、ほぼ横ばいとなりました(ただし、「とても満足」の回答者は増加しました)。
【図表2】本人年収別 会社・団体の報酬水準に対する満足度
*本人年収について「わからない、答えたくない」との回答者を除く
おわりに
勤労者が報酬に満足している/いない原因は、単に金額の問題だけでなく、人事評価や業務内容など様々な要因が複雑に絡み合っていることが考えられます。しかしながら、年代では40-50代における報酬満足度は低く、年収別では年収1,000万円程度で「満足」と答えた割合が横ばいになっている傾向が見て取れました。
次回のコラムは、報酬に対して「とても満足」「満足」との回答者を「満足している群」、「不満」「とても不満」との回答者を「不満がある群」と称し、この両者の「家計行動」の違いを考察していきます。
●詳細記事:年収1000万円で不満を感じる人も…1万人の本音から見えた「報酬」への満足度を上げるカギ
(三井住友トラスト・資産のミライ研究所 清永 遼太郎)
1)連合|労働・賃金・雇用 春季生活闘争 2025年春闘より
2)令和7年1月24日 第217回国会における石破内閣総理大臣施政方針演説 | 首相官邸ホームページより
3)内閣府「令和7年度 年次経済財政報告」より
4)会社・団体の報酬水準(給与・賞与・退職金等)

