「お客様交流会」で他の投資家の意見に触れ、不安解消
しばらくすると、村井さんから1本の電話がありました。「1億円を追加で振り込みます。どう運用すべきか、改めてアドバイスしてもらえませんか?」
これには驚きました。しかも、前回継続保有をお勧めしていた債券も、大手証券の口座から当社の口座に移したいとおっしゃるのです。あんなに警戒心の強かった彼女に、何が起こったのでしょう。
いったいどうしたのかと尋ねると、「交流会に参加して、アンバーさんは信頼できると確信できたの」という答えが返ってきました。当社では、お客さま同士やアドバイザーとの親睦を深める「お客様交流会」を半年に1度開催しています。親しい友人同士でも投資については話題にしにくいものですが、腹を割って話せる投資仲間ができると毎回大好評のイベントで、「よかったら他のお客さまとお話しなさってみてください」と村井さんもお誘いしていたのです。
彼女はそこで数人のお客さまと資産運用について話をしたそうです。そこで、当社が一貫した方針の下でアドバイスをしていること、一人ひとりの希望や状況に応じてオーダーメイドの資産配分を提案していること、そして、どの方も安心して投資し、満足していることがわかったと言います。「私が受けているアドバイスは信頼できると思えたから、すべて預けると決めました」。
実は私は大手証券の出身で、お客さま本位の営業ができない歯がゆさ、悔しさから今の仕事に就いた経緯があります。村井さんのこの言葉を聞いて「IFAに転身してよかった」と改めて思うとともに、これからもより信頼できるアドバイザーであり続けようと決意を新たにしました。
お客さまには普段から定期的に連絡をして、不安やお困りのことがないかをヒアリングしています。「コロナショック」で世界中の株式市場が混乱していた時、心配になって村井さんにもお電話したところ、「大丈夫よ、そんなこともあるってあなたが教えてくれたのを覚えているから」と明るく話していたのが印象的でした。
村井さんのように大手証券や銀行を信頼していた方にとって、なじみのないIFAに最初から心を開くのは難しいことでしょう。まずはセミナー参加で様子を見るといった利用も大歓迎ですので、勇気を出して信頼できるアドバイザーと出会うための第一歩を踏み出していただきたいと思います。