毎月の掛金額「1万~3万円未満」が過半数
加入者の毎月の掛金額を見ていこう。調査によれば「2万〜3万円未満」が28.6%と最も多く、次いで「1万円〜2万円未満」が25.6%となっている。
確定拠出年金の毎月の拠出額(70歳未満確定拠出年金加入者)
これらを合わせると、「1万〜3万円未満」が54.2%と過半数を占めており、確定拠出年金の掛金のボリュームゾーンであることが分かる。中でも最多の金額帯である月額2万~3万円は、年額にすると24万~36万円に相当する。無理のない金額から資産形成を始めている人も少なくないことがうかがえる。
以上から確定拠出年金制度は特に若い世代を中心に認知が広がっており、加入者の多くは月に1万円から3万円程度を拠出していることが分かる。将来に向けた資産形成意識の高まりから確定拠出年金への注目度が高まっている今、自身が活用できそうな方法に注目してみるのもよいかもしれない。
●気になる掛金額は増やすのか。後編「確定拠出年金(DC)の掛金上限アップが決定、掛金額は「変えない?」「増やす?」、シニアと若者の意外な共通点が明らかに」にて詳報している。
調査概要 調査名:「個人投資家の証券投資に関する意識調査」 調査主体:日本証券業協会 調査報告書公表:2025年9月 調査実施期間:2025年4月15日~19日 調査対象:日本全国の18 歳以上の有価証券保有者5000 人

