日銀が物価上振れリスクを相当意識していることが判明
物価に関する意見では、前回7月「主な意見」の7個を上回る8個の意見が掲載されました。意見の多さは物価動向に対する関心の強さを示しており、図表4を見ると、2024年3月に異次元緩和を終了したころと同じ程度にまで個数が増えていることが分かります。
<図表4 「主な意見」の物価に関する意見の個数>

特に、ここ2回のMPMでは、物価上振れリスクを指摘する意見が増えており、今回も全8個の意見のうち図表5に示した6個が、物価上振れリスクを意識したものとなっています。
<図表5 9月「主な意見」で物価上振れリスクを意識した意見>
