二人以上世帯の金融資産保有額 最も回答が多いのは「3000万円以上」

年収750万~1000万円未満の二人以上世帯の金融資産保有額をグラフで見てみよう。

金融資産保有額ランキング(年収750~1000万円未満、二人以上世帯)

金融資産保有額ランキング(年収750~1000万円未満、二人以上世帯)を表した図表
 
出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(※金融資産保有世帯、実数516)よりFinasee編集部作成
 

金融資産保有額ランキング(年収750万~1000万円未満、二人以上世帯)

1位 3000万円以上  21.3%
2位   1000万~1500万円未満  13.2%
3位   2000万~3000万円未満  11.4%
4位   700万~1000万円未満     10.7%
5位   500万~700万円未満  8.1%
6位 100万円未満  7.2%
7位 1500万~2000万円未満  6.2%
8位 200万~300万円未満  5.8%
9位 100万~200万円未満  5.2%
10位 300万~400万円未満  3.9%

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」よりFinasee編集部作成

年収750万~1000万円未満世帯の金融資産保有額ランキング1位は「3000万円以上」(21.3%)だった。最も金額の大きい選択肢が最多という結果となっている。実に5世帯に1世帯が3000万円以上の金融資産を持っている実態を多いと見るか、少ないと見るか、判断が分かれるところだろう。

次いで2位「1000万~1500万円未満」(13.2%)、3位「2000万~3000万円未満」(11.4%)と続く。なお、4位の「700万~1000万円」の金額帯では年収750万~1000万円未満世帯の割合が最も高くなっている。

また、平均は2325万円、中央値は1050万円だった。平均については年収1000万~1200万円未満(2387万円)と60万円程度の差であり、ほぼ同じといえそうだ。

●保有資産額の内訳は? 後編「実は定期預金よりも多い? 「年収750万~1000万円未満世帯」は株式をどのくらい持っているのか【金融商品別の保有額】」にて詳しく解説している。

<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(金融経済教育推進機構) 調査時期/令和6年6月21日~7月3日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから、両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査